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もはや1兆円規模のサブスク市場、パナ参入で家電も本格化知らないと損?業界最前線(4/6 ページ)

コロナ禍の巣ごもり需要でさまざまな家電が注目を集めたが、アフターコロナ、ウィズコロナの気運が高まる中、家電市場に訪れている大きな変化の1つがサブスクの広がりだ。22年度以降の市場規模は1兆円を超えるとされ、いろいろな家電製品がサブスクで利用できるようになっている。

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家電をサブスクで利用するメリットと注意点

 実は、家電を月額払いで利用できるサービスは、「サブスク」という言葉が広がる前から存在していた。ただ、その多くは単身赴任世帯や一人暮らしの学生向けに炊飯器や冷蔵庫など必須の家電を貸し出す、リースやレンタルサービスだった。

 これらが“最低限の機能を持った家電”を貸し出すサービスだったのに対して、現在のサブスクサービスは、シャープの「ヘルシオ ホットクック」のような、それにまでにない新しいタイプの家電や、「バルミューダ ザ・トースター」のようなよりプレミアムな体験ができる高性能家電が中心だ。

 当然ながらこういった家電は、一般的な家電よりは高価になるため、初期費用なしで利用できるサブスクサービスが注目を集めるというわけだ。


レンティオでも人気だというシャープのヘルシオホットクック。月額1980円から借りられ、6カ月以降は返却可能。約1万2000円の合計レンタル料で、お試し可能となる。ただし36カ月使った場合の総レンタル料は7万1280円となり、大手家電量販店の販売価格(6万9800円)とさほど変わらない(出典:レンティオ

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