もはや1兆円規模のサブスク市場、パナ参入で家電も本格化：知らないと損？業界最前線（5/6 ページ）

コロナ禍の巣ごもり需要でさまざまな家電が注目を集めたが、アフターコロナ、ウィズコロナの気運が高まる中、家電市場に訪れている大きな変化の1つがサブスクの広がりだ。22年度以降の市場規模は1兆円を超えるとされ、いろいろな家電製品がサブスクで利用できるようになっている。

[コヤマタカヒロ，ITmedia]

　しかしサブスクが広がった結果、問題のあるサービスも増えている。途中解約ができないサービスや総支払額が割高なサービスなどだ。

　家電ではないが、パソコンのサブスクサービスにおいて、途中解約時には残額の支払いが発生し、実質的な途中解約ができず、製品の割賦購入と変わらないものがある。また、このサービスについては、本体の仕様、性能に対して月額料金が高すぎるとの指摘もあった。

　こうしたサブスクとは言い難いサービスが増えてしまうと、せっかく盛り上がっているサブスク人気に影を落とすことにもなりかねないと言えるだろう。

上述のパソコンのサブスクサービスのホームページ。サポートなどは充実しているがパソコン本体の魅力が弱かった