2015年7月27日以前の記事
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もはや1兆円規模のサブスク市場、パナ参入で家電も本格化知らないと損?業界最前線(6/6 ページ)

コロナ禍の巣ごもり需要でさまざまな家電が注目を集めたが、アフターコロナ、ウィズコロナの気運が高まる中、家電市場に訪れている大きな変化の1つがサブスクの広がりだ。22年度以降の市場規模は1兆円を超えるとされ、いろいろな家電製品がサブスクで利用できるようになっている。

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 しかし初期費用不要で家電が使えるサブスクが、これからさらに広がって行くことは間違いない。

 その理由の1つが行政の取り組みだ。22年4月、栃木県鹿沼市とトラストワン、パナソニック コンシューマーマーケティングは「サブスクリプションを活用したエアコン普及促進モデル事業」の推進を発表。高齢者世帯や子育て世帯を対象に月額1800円でエアコンが設置できるサブスク型サービスの検証を始めている。5年間の契約期間満了後は、支払いもなく無料で使えるようになる仕組みだ。


環境省のエアコン普及促進モデル事業を活用した、エアコンのサブスクサービス「鹿沼市向け省エネエアコン定額利用制度」。定額でエアコンが導入できる。このようなサービスが全国的に広がることを期待したい(出典:パナソニック コンシューマーマーケティング

 家電のサブスク型サービスはまだ始まったばかりだが、今後も多くのメーカーの参入が予想される。「買う」のではなく「借りる」、「(サービスとして)利用する」スタイルへの変化はすでに目の前に来ているのだ。

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