ニュース
ワークマンの人気商品「真空ハイブリッドコンテナ」 担当者も予想外なアウトドア以外のニーズ:低価格の秘密は?(3/3 ページ)
キャンプ用品の本格展開を開始したワークマン。その人気商品の1つが「真空ハイブリッドコンテナ 4.6リットル」(2500円)だ。少量のドリンクや食料を保冷したり保温したりすることができるアイテムでSNSなどで話題に。担当者によると、アウトドアシーン以外でも活用されているという。
キャンプ用品はWeb注文専用に
キャンプ用品は基本的に店頭販売をせず、Web注文に特化した販売方法を採用している。Webで受注した後に本部倉庫から店舗に出荷し、お客が店頭で受け取る仕組みだ。その理由について、同社の土屋哲雄専務は2月の新製品発表会で「店舗スペースの限界」と説明していた。
これまで販売スペースを考慮し商品の製造を抑えていたが、Web注文とすることで、店舗で在庫を確保する必要がなくなる。そのため、需要があると見込む商品を積極的に製造・開発することが可能となった。
キャンプ用品の主要ターゲットと位置付けるのは、同社の高機能ウェアを使用する既存のユーザーではじめてキャンプをする人。先の発表会で土屋氏は「価格帯でキャンプのハードルを下げ、ウェアで培った高機能を落とし込むことで、『機能性といえばワークマン』と第一に想起してもらうことを目指す」と意気込みを見せた。
4月28日に東京・銀座にオープンした「#ワークマン女子 銀座イグジットメルサ店」では、キャンプ用品の陳列や販売も行う。(関連記事)銀座という同社にとって“未開の地”で、さまざまなアイテムを展示し、知名度のさらなる向上を目指す。
関連記事
- ワークマン、ストレッチデニムを使用した1900円の「一般客向けパンツ」発売
ワークマンが、デニム生地の一貫生産メーカー「カイハラ(KAIHARA)」の、上質で耐久性の高いストレッチデニム生地を使用したパンツを発売する。 - ワークマン、大量のアウトドア商品を投入 「自然の中では、みんな職人。」で勝利を確信
ワークマンがキャンプギアを本格展開する。2月22日よりWeb注文限定で商品を展開を開始した。なぜ今アウトドアギアに本格参入し、Web注文限定で展開するのだろうか。 - ワークマンの「靴専門店」オープン “ばんそうこうを貼った足”を見て開発した商品とは?
4月1日に「WORKMAN Shoes」第1号店となる、なんばCITY店(大阪市)がオープンした。シューズ専門店となる「WORKMAN Shoes」にはどのような狙いがあるのか、オープン前の店内を取材した。 - AOKIのパジャマシューズが好調! 日本人の「やりがちな行為」に着目した開発秘話
AOKIが3月に発売した「パジャマシューズ」が好調だ。履き心地や見た目にこだわったビジネスシューズは靴専門店でも購入できるはずだが、違いは何なのか。担当者に聞いたところ……。 - 高機能な“ワークスーツ”に新モデル続々 ワークマンは「4800円」でバカ売れ、紳士服大手も続々投入
働く環境の変化に合わせ、盛り上がりを見せている「ワークスーツ市場」。各社から春夏向けのアイテムが続々登場している。 - モスバーガーに「夜モス」登場 2倍の量の焼肉を使用したライスバーガーなど
モスフードサービスは、展開する「モスバーガー」で夜限定メニュー「夜モス」の販売を開始すると発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.