ニュース
丸亀製麺ユーザーが、他の店を利用するのはどんなとき? 競合はなんとマクドナルド(2/3 ページ)
スパコロは、東京都在住の15〜69歳を対象に行った「競合探索調査 丸亀製麺編」の結果を発表した。「丸亀製麺」を利用しようとした時の他の候補はどこか聞いたところ、1位はなんと「マクドナルド」だった。
一方で、丸亀製麺に代わって選んだり、どちらを利用するか迷ったりするお店があるかどうかについて、「ほとんどない」と回答した人は36.8%だった。3人に1人は他のブランドと比較することなく丸亀製麺を選んでいた。
ユーザーが、丸亀製麺以外を利用する理由
丸亀製麺を1年以内に利用した人に、丸亀製麺以外を選ぶ場合の理由を自由回答で尋ね、「ユーザーローカル テキストマイニングツール」を用い関連度が高いキーワードの傾向(共起キーワード)を分析・可視化した。
その結果、丸亀製麺以外を利用する理由には「他のメニューを想起」「味に飽きる」「立地」「混雑状況」「価格(トッピング)」が多いことが分かった。「混雑状況」など改善が考えられる要因も見受けられる結果となった。
丸亀製麺の認知・利用状況
また、丸亀製麺の「認知率」「利用経験率」「現在利用率」「シーズン1回以上の利用率」を調べた。
その結果、認知率は83.4%、利用経験率は68.7%、現在利用率は43.1%、シーズン1回以上利用する人は17.9%だった。認知者の8割が利用したことがあり、利用経験者の6割が現在も継続利用していて、そのうち4割がシーズンに1回以上利用しているという結果となり、認知から現在利用しているまでの割合で離脱者が少ない構造という特徴が見られた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
浅草の“深い傷跡” キレイなまま閉業・休業するホテル続々、インバウンド消失の誤算
6月10日から訪日観光客の受け入れが再開する。観光業界からは喜びの声が上っている一方で、これまでの2年2カ月の間、インバウンド需要を失ったことによるダメージは大きい。訪日観光客に人気の浅草では、「建物は新しいのに人の気配が全くない」ホテルが多い。大小さまざまなホテルが並ぶ国際通りを歩いてみると、その異様さが浮かび上がる。
プロに聞く! 「はなまるうどん」のマーケターになったら「丸亀製麺」とどう戦う?
「はなまるうどんのマーケターになったら、丸亀製麺とどう戦う?」「牛丼チェーン店の大手3社に勤めたら、どんな戦略を立てる?」──西友、ドミノ・ピザジャパンなどでCMOを務めた“プロマーケター”の富永朋信氏に、話を聞いてみた。
話題の“ヤクルト1000”に長蛇の列 日本橋駅に突如出店──そのワケは?
ヤクルト1000が飛ぶ鳥を落とす勢いで売れている。そんな中、ヤクルトは東京メトロ銀座線・日本橋駅のイベントスペースに突如出店。連日購入者が列をなしている。なぜ、日本橋駅に出店をしたのか。また、ヤクルト1000の売り上げや現在の流通状況はどのようになっているのか。話を聞いた。
ニトリが本気で作った「働きやすいオフィス」とは? デジタル人材1000人化への第一歩
ニトリHDは、デジタル事業を担う新会社・ニトリデジタルベースのオフィスを発表した。このオフィスを拠点に、現在は350人ほどのデジタル人材を、2032年までに1000人規模へと増員する方針だ。「働きやすさ」を重視して作ったというこのオフィスには、どのような特徴があるのか?
「氷河期の勝ち組」だったのに……40代“エリート課長”に迫る危機
自分をエリートだと信じて疑わなかったサラリーマンが、社内の方針転換により出世のはしごを外されることがある。エリート意識や、能力主義への妄信が生む闇とは──?


