2015年7月27日以前の記事
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「NHK受信料不要」で爆売れ チューナーレスが変えた「テレビ」の意味知らないと損?業界最前線(2/5 ページ)

昨年末以来、チューナーレステレビが注目を集めている。以前からPC用など、テレビチューナー非搭載の製品は販売されていた。注目の製品は比較的低価格ではあるが、これまでと何が違うのか。いくつかのキーワードが見えてくる。

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NetflixやYouTubeだけを見る若者向けに

 実は17年にも、ドン・キホーテは50インチのチューナーレステレビを発売しているが、今回のような話題にはならなかった。

 パソコンやゲーム機を接続するといったチューナーレスでのニーズは以前からあり、16年には家電ベンチャーのUPQやDMMが50インチの4Kディスプレイを発売。また日本向けのテレビ電波を受像できないことから、韓国国内用のテレビをモニターとして販売しているネットショップもあった。

 とはいえ当時の大型4Kディスプレイと、今、注目を集めているチューナーレステレビには大きく異なる点がある。それがYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを視聴できるスマート機能の有無だ。このスマート機能の搭載がブレイクスルーだったといえる。

 ドン・キホーテのチューナーレス スマートテレビには、標準でAndroid TVが搭載されており、この製品だけで、YouTubeやNetflixなどが見られる。まさにリモコンひとつで、動画配信サービスだけを楽しめる製品なのだ。「テレビ放送は不要」と考えれば割安で購入できる点が人気となった。そしてこの安さには、もう1つの意味がある。

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