インタビュー
上司に大激怒される「悪い残業」と評価される「良い残業」 その違いとは?:プロが解説(4/4 ページ)
「残業しただけなのに怒られるなんて思ってもみなかったです」――納得がいかないと愚痴をこぼすのは、とある出版社で営業をしている佐藤さん(仮名、30歳男性)です。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
成果と直結し評価される残業をする
残業時間が多いほど「あいつはやる気がある」とされていた時代は過去の話です。生産性の高い社員が評価される時代なのです。働き方に対する社会の認識は大きく変わってきたので、今後は、法令を順守しながらいかに生産性を高められるかがポイントとなっているのです。
従って、法令を無視するような働き方がNGなのは言うまでもありません。そして、生産性が低下するような残業も当然ながら歓迎されません。まずは残業しなくとも成果があがる働き方を、そして、残業するのであれば成果と直結し評価される残業をしましょう。
関連記事
- 部下を叱るとき、「絶対に使ってはいけない」NGワードを教えてください
部下を叱るときに、つい厳しい口調で言ってしまうので、不適切な発言が入っていないか心配です。叱るときに「絶対に言ってはいけない」言葉を教えてください。 - 「手に負えませんよ」 アイデアがない残業だらけの会社で起きた「時短」の裏側
「働き方改革」がメディアに登場することが多くなるにつれ、長時間労働の是正に本腰を入れ始める会社が増えていきました。それと同時に、人材を確保するためには、働く環境の改善に取り組まざるを得なくなったことも大きな要因でした。時短に向けた取り組みは各社さまざまです。その一方で、「時短はしたいが特にアイディアがない」なんていう会社があるのも事実です。そんな会社ではこんなことが起こっています。 - 「いつでも全力で走る」「オレの背中を見てくれ」 意識高い系“ブラック社長”の落とし穴
「オレはこの国の未来を輝かせたい」。出版関係の会社を経営するA社長は、この目的を達成するために本気で考え、本気で行動しています。A社長自身の理念を会社の理念とし、社員に対し熱く語ることで想いを浸透させてきました。長時間労働も、深夜残業も、休日労働も、激しい叱責も「すべては”日本の輝く未来のために”避けては通れない」という幻想を抱き、それをすべての社員が受け入れていると思いこんでいました。 - 「割り込み」「中断」が多すぎます! 中間管理職がタスクをさばくコツはありませんか?
マネジャーのよくある悩みの1つは、自身の仕事の間に入る「割り込み」。部下からは「どうすればいいですか?」、上司からは「これを急ぎでやっておいて」というように、割り込みが半端なく多く、対応に追われている人もいるのでは。自分のタスクが後回しになりがちなマネジャーがタスクをさばくコツとは? - 「前任者がやっていたから」と言い訳しない“有能上司”になる方法を教えてください
「前からやっているから」──。新任マネジャーの中には、そういう風に思考停止をしてしまい、前任者から引き継いだ前例や習慣を疑うことなく続けている人もいるのでは。「変えるべきでは?」と考えたり、改善点に気付いたりするコツはあるのでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.