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スーパーで500ミリのコカ・コーラを見なくなった“なるほど”な理由:足りる? 足りない?(4/4 ページ)
再値上げ、再々値上げが続く中、工夫をこらして単価を上げている企業も存在します。その一例が、日本コカ・コーラです。
少なくとも今後数年間は原材料が高騰する流れは続くと考えられます。その都度、価格だけを上げていては消費者の納得は得られません。
単純な値上げではなく、顧客の消費量や販売チャネル毎の消費行動を分析し、「価格」だけでなく「容器」や「容量」も変化させ、顧客が受け入れやすい座組みを作りつつ「量当たり単価」を上げることが、数カ月単位で変化する原価率には耐えるひとつの打ち手になるのではないでしょうか。
こういった利益を確保していく工夫が企業に求められているのです。
著者プロフィール
高橋 嘉尋(たかはしよしひろ)
プライシングスタジオ代表取締役社長。
これまでリクルートをはじめとする大手企業から、「money forward」など中小企業まで数十サービスの価格決定を支援。
また、公的機関、学会、雑誌などへのプライシングに関する論文提出や講演会、寄稿などを通じ、プライシングに対するノウハウを積極的に発信。
プライシング専門メディア【プライスハック】監修。
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