米アップルは9月8日、iOS搭載スマートフォンの新機種「iPhone 14 Pro/Pro Max」を発表した。最新チップ「A16 Bionic」や有効画素数4800万画素のカメラを搭載した上位機種として9月16日に発売する。価格は14万9800円からで、本体カラーは4色。
ProとPro Maxではディスプレイサイズが異なり、Proが6.1インチ、Pro Maxが6.7インチ。ともに有機ELディスプレイを採用している。動画再生の場合、Proで最大23時間、Pro Maxで同29時間駆動する。本体サイズはProが71.5(幅)×147.5(高さ)×7.85(奥行き)ミリメートル、重さが206グラムであるのに対し、Pro Maxは77.6(幅)×160.7(高さ)×7.85(奥行き)ミリメートル、重さが240グラムとなった。
容量別に価格が異なっており、Proは128GBが14万9800円、256GBが16万4800円、512GBが19万4800円、1TBが22万4800円。Pro Maxも同様に16万4800円、17万9800円、20万9800円、23万9800円。カラーバリエーションはともに「スペースブラック」「シルバー」「ゴールド」「ディープパープル」の4色を提供する。
SoCには同社が「スマートフォン史上最速」と自負する最新の「A16 Bionic」(6コアCPU)を搭載。同時発表の「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」に採用した「A15 Bionic」と比較して消費電力が20%低いという。同社はこれまで最新のiPhoneには最新チップを搭載していたが、iPhone 14シリーズでは「A16 Bionic」搭載はProとPro Maxのみとなった。
カメラは「超広角」(焦点距離13mm・F2.2)、「メイン」(同24mm・F1.78)、「望遠」(最大77mm・F2.8)の3種類を搭載。メインカメラは4800万画素とミラーレス一眼カメラ並みの有効画素数を誇る一方、超広角と望遠は1200万画素とした。
その他、映画製作者など動画クリエイターの利用を想定し、4K60fpsでの撮影に対応。スローモーションは1080pで240fpsまで対応したほか、本体の素材にはステンレススチールを採用している。
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