やることを決める際は「選択肢」を出す
やることを決める際、「あの人がうまくやっているから自分もまねしよう」「前にアレでうまくいったので今回もアレをやろう」、こういった考え方はNGです。
このような決め方は、ダメとは言い切れませんが、正しい選択の仕方ではありません。だって、あなたが参考にした「あの人」「あの時」は、あなたの今の状況と一緒ではない可能性があります。
正しい方法は、いくつかの選択肢から、ベストの案をチョイスすることです。具体的な対策を考える前に「課題」を絞ってください。課題とは“成功の鍵”のこと。成功の鍵を決めたら、次は「具体的な対策の選択肢」に評価をつけて、ベストを決めるのが、やることを決める正しい手順です。
問題解決の方法を考える時、成果を求められる時、あらゆる場面で使えますので、図のように「意思決定マトリクス」を作ることをオススメします。
「評価軸」を明確にすれば、迷いはなくなる
先ほど「選択肢の評価を行い、ベストを決める」ことの大切さを紹介しました。この際、何を評価項目にするのがベターなのかを知っておくといいでしょう。基本は次の3つです。
(1)効果(効果が見込めるのか)
(2)確実性(期限内に本当に実行できるのか)
(3)コスト(予算、かかる手間)
他には「コンプライアンス」「経営方針のマッチ度」などもよく見られる評価軸です。選択肢を出すだけでは、ベストを決めることは難しいです。「評価基準」を明確にすれば、どれを選べばいいのかがクリアになります。
ぜひ、迷った時こそ、ブレない評価軸を決めておきましょう。私もこの方法で、“やりたい”と思ったことではなく、“やるべき”と評価したことに絞れるようになりました。合理的に考えたい人にオススメです。
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