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円安なのに、ハワイの不動産が激売れしているワケ:現地を見ずに買う人も(2/5 ページ)
ハワイの不動産が売れに売れている――。取材した不動産会社の2021年の日本人のハワイ不動産取引件数は20年に比べて約2倍。円安が言われる現在でもその勢いは衰えていない。活況の背景を聞いた。
米国の不動産は年々値上がりしている
その背景にはいくつかの理由がある。ひとつは米国ではハワイのみならず、他の地域でも不動産自体が年々値上がりしているという点。下のグラフはオンラインデータベースFederal Reserve Economic Dataに掲載されている米大手格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)社が算出している1990年1月から2022年6月までの住宅価格指数ケース・シラー住宅価格指数だが、リーマンショック後の低迷はあるものの、一貫して上昇基調にあることは明らか。
ハワイでももちろん値上がりが続いている。下のグラフはHonolulu Board of REALTORSの資料を、リストサザビーズインターナショナルリアルティが翻訳したものだが、長期的に値上がり傾向が続いていること、そのうちでも特に21年は好調だったことが分かる。
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