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ワークマンにしまむらも参入! アパレルはゴルフウェアで盛り返せるか:磯部孝のアパレル最前線(2/4 ページ)
コロナ禍をきっかけに盛り上がりを見せたアパレル市場は「ホームウェア」「キャンプウェア」「ゴルフウェア」の3つ。引き続き期待値が高いのはゴルフウェアだ。
アルペングループ史上最大の旗艦店舗「Alpen TOKYO」
百貨店の動きに加え、スポーツ専門チェーン店の最大手のアルペンが、グループ史上最大の旗艦店舗「Alpen TOKYO」を4月1日にオープンした。「スポーツデポフラッグシップストア新宿店」「アルペンアウトドアーズフラッグシップストア新宿店」「ゴルフ5フラッグシップストア新宿店」の旗艦店を集結した店舗だ。
2020年10月に閉店したヤマダデンキ LABI新宿東口の跡地で、地下2〜地上8階の全10フロアのうち、アルペンアウトドアーズで3フロア、ゴルフもアウトレットフロア含め3フロアと力を入れている。
ゴルフ専門店業態の「ゴルフ5」を持っているアルペン。同社の22年6月期のセグメント別売上高構成比は、「スポーツライフスタイル」が22.4%、「アウトドア」が12.7%なのに対し、「ゴルフ」は40.1%を占めている。
また4月には、ゴルフアパレルブランドが好調なTSIホールディングス(HD、東京都港区)の発行済株式3.7%にあたる359万7100株(総額約10億円)を取引強化の目的に購入している。
そのTSIHDが展開するブランド一番の稼ぎ頭が、ゴルフアパレルブランドの「PEARLY GATES(パーリーゲイツ)」。さらにブランド別上位10位内の7位には「new balance golf」がランクインしている。この2つのゴルフブランドで売り上げ構成比は15.1%を占める。
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