人口10万人あたりの「ピザ店」登録件数ランキング 2位は「熊本」、3年連続の1位は?:NTTタウンページ調べ
コロナ禍によりデリバリー需要は増加したが、ピザの店舗数に影響はあったのだろうか。NTTタウンページが、全国の登録件数の推移からどの都道府県に多く展開されているか調査した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
コロナ禍によりデリバリー需要は増加したが、ピザの店舗数に影響はあったのだろうか。NTTタウンページが、全国の登録件数の推移からどの都道府県に多く展開されているか調査したところ、10万人あたりの登録店舗数が最も多いのは3年連続で沖縄県だった。
全国のピザ店の登録件数は、2013年から21年までの推移を見てみると毎年減少しており、13年の計測開始から年平均で63店舗ずつ減少している。一方、21年から22年の減少は35店舗と、やや減少幅は小さくなっており都道府県によっては微増しているところもあるという。その理由として同社は、「コロナ禍で進んだデリバリーとテークアウトの需要が増加したから」と考察する。
20年から22年にかけての人口10万人あたりの登録件数トップ3は、3年連続で1位が沖縄県、2位は熊本県だった。3位には前年に続き石川県がランクインした。
沖縄県は、登録件数を21年の3.20店舗から22年には8.11店舗まで伸ばした。同社は「県内産のトマトや豚肉を使った地産地消のメニューが多く、もともと外食が盛んな地域でもあったため、上位をキープしているようだ」と分析する。
2位の熊本県はコロナ禍でも登録店舗数が減少せず、10位までに宮崎県以外の九州7県が全てランクインする結果に。
調査は、20〜22年各6月時点におけるタウンページデータベースをもとに、人口約10万人に対するピザ店の登録件数を集計した。
関連記事
- スーパーで500ミリのコカ・コーラを見なくなった“なるほど”な理由
再値上げ、再々値上げが続く中、工夫をこらして単価を上げている企業も存在します。その一例が、日本コカ・コーラです。 - 常温で100日保存できる“おにぎり”誕生 どうやって開発したの? 担当者に聞いてみた
石井食品と、京都市で“1日100食限定”のステーキ丼専門店「佰食屋(ひゃくしょくや)」を運営するminittsが、常温で100日保存ができる「イシイの佰にぎり」を発売した。その開発秘話とは? - ビジネスホテルの“無料朝食”、気になる原価は一体いくら? 激化する“朝食合戦”から見るホテルの今
ホテルが朝食で特色を出そうとしていることは、宿泊者としてひしひしと感じる時がある。新たな施設の建設やリノベーションを施せば特色は強く打ち出せるが、コストはバカにならない。朝食は差別化のアイテムとして取り組みやすい部分なのだろう。 - タピオカブーム終了は“好都合”? ゴンチャに今も行列ができるワケ
2018〜19年に一大ブームとなったタピオカ。その後一段落したように思えるが、当時ブームをけん引していたゴンチャには今も列が出来ている……。その理由とは? 担当者を直撃した。 - ワークマンの人気商品「真空ハイブリッドコンテナ」 担当者も予想外なアウトドア以外のニーズ
キャンプ用品の本格展開を開始したワークマン。その人気商品の1つが「真空ハイブリッドコンテナ 4.6リットル」(2500円)だ。少量のドリンクや食料を保冷したり保温したりすることができるアイテムでSNSなどで話題に。担当者によると、アウトドアシーン以外でも活用されているという。 - スーツにリュックはもはや定番? エースの”薄いビジネスリュック”が好調な理由
かばん製造販売大手のエース(東京都渋谷区)が展開する「ガジェタブル」が好調だ2018年の発売から累計で24万個が売れたという。このほど、新たに「ガジェタブルEF」を発売。これまでの製品とは何が違うのか。担当者に聞いてみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.