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応接室は「プレモル」に「伊右衛門」 オフィスは“商店街”と話すサントリーの狙いオフィス探訪(3/5 ページ)

サントリーグループが2021年2月に移転した田町オフィス(東京都港区・芝浦)では、テレワークが普及した今だからこそ、“リアル”の場を大切にしている。同グループのDNAである「やってみなはれ」精神が浸透するオフィスとは――オフィスを訪ねた。

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本格的な“バー”スペースも

 来客用のメインエントランスがある11階には、カフェ「ハーバー」を配置した。社内外のつながりの場として活用でき、取引先との打ち合わせ、社内イベントや研修などでも使用しているという。食事スペース以外にも、本格的な“バー”スペースも用意した。

サントリー
カフェ「ハーバー」(画像提供:サントリー)
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バースペースも配置

 今年8月には、ビール担当部門が中心となって「プレモル感謝デー」を開催。従業員にザ・プレミアム・モルツのサンプルを無料で提供した。鈴木氏は「ほかにも、伊右衛門のイベントや、部署や企業ごとに自発的にさまざまなイベントを開催しています。自分たちの商品をほかの事業部の人に知ってもらう場を要しています。自分が関わっていない商品を知ることで、グループとしての一体感につながるのではと期待しています」と話した。

 「井戸端」「マグネットスペース」「ハーバー」に共通するものとして、鈴木氏は「事業を超えて、ワイワイガヤガヤと何でも言いあえるような、コミュニケーションの推進に重きを置いています」と力を込める。

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 「飲料事業の会議に酒類事業の社員を呼んで新商品の意見を聞くなど、少しずつ交流は進んでいるようです。オフィス移転後は『会話が増えた』『社員同士の距離が近くなった』『情報が入りやすくなった』などポジティブな意見が増えたので手応えを感じています」(鈴木氏)

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