コラム
ブリヂストンの社名「もう1つの意味」 創業者が石橋氏だから、だけではない:その社名、間違えてはいけない!(1/3 ページ)
ブリヂストンという社名は、広く知られている通り、創業者の名前「石橋」を英語にしてつけられたものだ。しかし同社によれば、もう1つの由来がある。
その社名、間違えてはいけない!:
ビジネスパーソンとして間違えてはいけない「社名」。そこには企業の精神や歴史、支えてきた人の営みが隠されています。社名の由来や変遷、背景情報までサクッと紹介します。
これだけ社名の由来が知られている企業は、他にはないかもしれない。ブリヂストンの社名は、創業社長・石橋正二郎氏の名字にちなんでつけられた。石橋だから、“ストーン”と“ブリッヂ”で、ブリヂストン。
いや、石橋なら「ストーンブリッヂ」になるんじゃないの? と思うかもしれないが、そこは語呂を優先したという。「トヨタ」や「ホンダ」のように、ストレートに創業者の名前を表しているわけではないにも関わらず、認知度の高いエピソードだ。
もう1つの意味
実は、話はこれだけでは終わらない。同社は公式ブログで、もう1つの社名の由来を紹介している。
BRIDGESTONEというのは、英語では石で橋を築く場合の大切な要石(キーストーン)を意味します。創業当時のブリヂストンの商標は、クサビ形のキーストーンの中に略号のBSと描かれています。
せっかくならばと意味をかけて、社名にさまざまな思いを込めようとしたことがうかがえる。それもそのはず、同社は正二郎氏が17歳で家業を継いで以来、専業で足袋を製造していた会社を大きく育て、新事業を独立させたものだった。なぜ、足袋専業だったはずの会社が、タイヤ事業で成功したのか。
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