ファミマに吸収合併されたコンビニはどれ? 「ポプラ」「スリーエフ」「am/pm」:仕事に役立つ企業トリビア(2/2 ページ)
ファミリーマートの店舗を目にしたとき、「そういえば、ここは数年前まで別のコンビニじゃなかったっけ?」と記憶をたどったことはないだろうか。同社はこれまで、複数の企業を吸収合併してきた歴史を持つ。
ポプラは一部「ローソン・ポプラ」、スリーエフは「ローソン・スリーエフ」に
(1)「ポプラ」は20年9月にローソンと共同事業契約を締結し、一部店舗を「ローソン・ポプラ」または「ローソン」に転換した。(2)「スリーエフ」は18年1月に「ローソン・スリーエフ」ブランドになった。
正解は(3)「am/pm」。09年12月にエーエム・ピーエム・ジャパンを完全子会社にし、10年3月にはエーエム・ピーエム・ジャパンを、11年4月にはエーエム・ピーエム・関西を吸収合併。11年12月には、国内の全店舗の営業を終了した。
つまり、街中でam/pmを見かけていたのは、少なくとも11年ほど前ということになる。言われてみれば、懐かしさを覚える人もいるのではないか。
21年には懐かしの商品が復活
そんな人たちをターゲットにしてか、21年8〜9月、ファミリーマートはあるキャンペーンを実施していた。その名も「懐かしの看板商品復活祭」。創立40周年を記念し、ファミリーマートやam/pm、サークルK、サンクスの人気商品を復刻するキャンペーンだ。
am/pmブランドからは、ボンレスハムやレタスをサンドした「パリジャンサンド(ハム&チーズ)」や、レアチーズケーキの上にフレッシュチーズムースを絞った「フレッシュチーズめいっぱいJr.」を販売した。また、同年10月には、am/pmカラーのラインソックスも発売している。
複数のコンビニブランドを吸収してきたファミリーマート。かつての商品の復刻にも積極的なようだが、懐かしいブランドの商品に再会する機会はまたあるだろうか。
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