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“ノック音”を66%も減らした! ぺんてる「Calme」の開発秘話 あの会社のこの商品(6/6 ページ)

店頭に並ぶ各社のボールペン。一度気に入ったモノが見つかると長く使い続けられスイッチが起きにくいが、いま「静音ノック」という付加価値で注目を集めているのが、ぺんてるの「Calme」である。状況によっては不快に感じかねないペン先を出すときのノック音をどのようにして低減したのか?

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想定していなかったシチュエーションで活用

 Calme最大の特徴である静音設計について同社は、確実に定着していると認識。想定していなかった静音が必要とされるシチュエーションでの使用例が報告されているというのである。

 想定していなかったシチュエーションの一例がイベント。イベントを見ながらメモを取るときに、「Calmeが便利」というツイートが拡散したことがあった。


ぺんてるの中沢英和氏(右)と飯塚愛美氏

 また、子育て中の母親が子どもを寝かしつけている途中で、何かメモを取らないといけないときに「Calmeが使える」といったツイートも広がった。看護師の間で静かなノック音が高く評価されていることも、SNSから確認できている。

 店頭では競争が厳しくスペースの奪い合いのようなことが常態化。認知度向上を課題に挙げているが、ノック音の静かなボールペンを求めている人には、Calmeの価値がしっかり伝わっているようだ。

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