調査リポート
予算達成状況をリアルタイム把握できている営業は何割? 大多数が「データ活用に課題」:営業部の役職者に聞く(2/2 ページ)
営業組織の予算達成状況をリアルタイムに把握できている営業部の役職者は約半数──ウイングアーク1st(東京都港区)が営業部の役職者を対象に実施した調査で、このような結果が出た。
「非常に重要だと思う」「やや重要だと思う」と回答した人に、現在の予算達成プロセスにおいて、どの程度データを活用できているか聞いた。「完全に活用できている(100%)」は10.6%、「ほぼ活用できている(80%以上)」は36.5%にとどまった。
3割超が、デジタルシフトにおいて「社内調整・稟議で頓挫」
デジタルシフトの過程において、社内調整・稟議過程で頓挫した経験の有無は、「頓挫した経験がある」が34.6%、「頓挫した経験はない」が40.0%という結果となった。
「頓挫した経験がある」と回答した人に原因を聞くと、最多は「予算を圧迫すると判断されたため」(46.5%)だった。次いで「社内調整に時間がかかりすぎたため」(44.1%)、「稟議内容の実施により工数がかかりすぎると判断されたため」(32.2%)と続いた。
調査は7月27〜28日、売上高100億以上の営業部の役職者を対象に実施し、583件の回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
スシロー、おとり広告で「信用失墜」し客離れ──それだけではない業績悪化のワケ
最近のスシローといえば、おとり広告の問題で景品表示法に係る措置命令を受けてしまった件は記憶に新しいことでしょう。こういった問題が起きるとどのような影響があるのかを「減損損失」という視点から見ていきます。
社長は「トヨダ」氏なのに、社名はなぜ「トヨタ」? “TOYODA”エンブレムが幻になった3つの理由
日本の自動車産業をけん引するトヨタ自動車。しかし、同社の豊田社長の名字の読み方は「トヨダ」と濁点が付く。なぜ、創業家の名字と社名が異なるのか? 経緯を調べると、そこには3つの理由があった。
GMOの根幹にある「55カ年計画」とは? 安田CFOが明かす、市場や売上起点ではない経営
「CFOの意思」第6回の対談相手は、前編に引き続きGMOインターネットグループ副社長兼CFOの安田昌史氏。太陽黒点の周期に基づく「55カ年計画」と、目標達成が当然のGMO式経営とは?
「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」 両者を分ける“4つのスキル”とは?
日本企業はなぜ、「部下を育てられない管理職」を生み出してしまうのか。「部下を育てられない管理職」と「プロの管理職」を分ける“4つのスキル”とは? 転職市場で求められる優秀な管理職の特徴について解説する。
「優秀だが、差別的な人」が面接に来たら? アマゾン・ジャパン人事が本人に伝える“一言”
多様性を重視するアマゾン・ジャパンの面接に「極めてだが優秀だが、差別的な人」が来た場合、どのような対応を取るのか。人事部の責任者である上田セシリアさんに聞いた。


