「小1の壁」、働く親の約半数が実感 何に困った?(2/2 ページ)
アフタースクール寺子屋(東京都目黒区)は、小学3年生までの子どもを持つ親を対象に「小1の壁」に関する調査を実施した。子どもが小学生になったことで、親自身が困ったこと・大変だったことでは、「仕事と家庭の両立に苦労した」(54.7%)と考える親が一番多いことが分かった。
困ったことは
困ったことや大変だったことについては、「学童クラブに申し込んだが入れなかった。お迎えの時間が早いので仕事に影響が出た」(30代/女性)、「仕事で家にいない時に子どもが勝手に友達を家にあげていた」(30代/女性)などのコメントが寄せられた。
子どもが小学生になったことで、子どもに関して困ったことや大変だったことを尋ねてみると、最も多い回答となったのが「勉強に積極的に取り組めなかった」(23.1%)だった。次いで「学校の授業についていけなかった」(15.8%)、「友人関係に悩んでいた」(15.3%)と続いた。
「勉強に積極的に取り組めなかった」、「学校の授業についていけなかった」を合わせると、約4割が勉強面での悩みを抱えていることが分かった。
小学生になったことで、子どもの成長を感じたことは何かを聞いてみると、「友だちが増えた」(46.8%)、「学校を楽しめるようになった」(43.4%)、「身の回りのことができるようになった」(35.8%)が上位となった。
子どもの変化について詳しく聞いてみると、「お友だちの名前が話題に上がる。勉強を教えてほしいと来るようになった」(30代/女性)、「身の回りのことを自分でできるようになった。1〜2時間くらいであれば留守番もできる」(30代/女性)、「最近は自分でアラームをかけて起きれるようになった」(40代/女性)などの声が聞かれた。
学校以外の場に子どものコミュニティ(習い事や学童など)があるかを尋ねてみると、79.2%が「ある」と回答した。「習い事」(66.4%)や「スポーツクラブ」(40.7%)、「学童」(33.0%)が上位となった。
調査は小学3年生までの子どもを持つ親1014人を対象に、インターネットで実施した。調査期間は12月1〜2日。
関連記事
- アマゾンで増える「送料ぼったくり」被害 “誰だって気づくはず”の手口のウラ側
Amazonで“ぼったくり”な送料を設定する業者から、意図せずに商品を購入してしまう被害が後を絶たない。一見単純なシカケに、引っ掛かってしまう人が少なくないのはなぜなのか? “誰だって気づくはず”の手口のウラ側を探り、問題の本質に迫る。 - 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみた
国民的アニメの主人公は、どんな家に住んでいるのでしょうか? 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』の自宅を査定したところ……。 - 「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。 - 「これさぁ、悪いんだけど、捨ててくれる?」――『ジャンプ』伝説の編集長が、数億円を費やした『ドラゴンボールのゲーム事業』を容赦なく“ボツ”にした真相
鳥山明氏の『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』の担当編集者だったマシリトこと鳥嶋和彦氏はかつて、同作のビデオゲームを開発していたバンダイに対して、数億円の予算を投じたゲーム開発をいったん中止させた。それはいったいなぜなのか。そしてそのとき、ゲーム会社と原作元の間にはどのような考え方の違いがあったのか。“ボツ”にした経緯と真相をお届けする。 - 亀田の社員も解けない? 「ぽたぽた焼」難しすぎるクイズに反響 包装にもこだわる理由
「心のやさしい人が、コンビニでよく買うものな〜んだ?」――。先日、亀田製菓の「ぽたぽた焼」の個包装に載せられたなぞなぞがSNSで「難しすぎる」と話題になった。個包装に載せるなぞなぞや豆知識は、どうやって作っているのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.