NFTを簡単に楽しめるウォレットサービス「A Wallet」 作品の権利を保護:アミューズがリリース
アミューズは子会社のKulture(仙台市)と開発した、NFT(非代替性トークン)を保有できるウォレットサービス「A Wallet(エーウォレット)」を開始した。
アミューズは子会社のKulture(東京都渋谷区)と開発した、NFT(非代替性トークン)を保有できるウォレットサービス「A Wallet(エーウォレット)」を開始した。アーティストや作品の権利を守りながら、顧客に対してより安全かつ簡単にウォレットサービスを提供する狙い。
A Walletでは、アミューズが運営するオンラインショップやファンクラブなどのサービスを利用する際、共通IDの「A!-ID(エーアイディー)」と連携することによって、会員登録などをせずにウォレットが作成できるようにした。
アミューズは、BABYMETALの「NFTトレーディングカード」「NFTバーチャルスニーカー」などさまざまな施策を実施してきた。NFTの価値の一つとして、「代替不可能性を持ったデジタルデータ」である点に着目したという。
同社は以下のようにコメントしている。
「デジタルデータでありながら唯一無二であると証明されていることは、アーティストや作品の権利を守ることにつながり、お客さまに本物を提供できるということでもあります。NFTによってエンターテインメントの可能性が広がる一方、NFTを保有するために必須となるウォレットについては、開設と利用に伴う煩雑さが課題でした。そこで、誰もが簡単かつ安全に使えるウォレットサービスを開発する必要があると考え、このサービスをリリースするに至りました」
第1弾施策として、「Amuse Presents SUPER HANDSOME LIVE 2022 “ROCK YOU! ROCK ME!!”」で、オリジナル視聴チケットNFTが付与された。
今後は社内外問わずさまざまなアーティストやプロジェクトのNFT施策を推進すると共に、各種外部サービスや、新たなNFTマーケットプレースの開発や連携も視野に入れているという。
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