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楽天モバイル、無料プランを廃止しても「赤字拡大」のワケ:妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(3/8 ページ)
楽天モバイルの投資で苦しい状況にあり、無料プランを廃止したり、社員には契約ノルマが課せられているという報道もあった楽天。それでも赤字が拡大しているのはなぜなのでしょうか。
一方で無料プランの廃止による課金ユーザーの増加で、22年9月以降の客単価は大きく増加。現在の単価は2510円となっています。
楽天モバイルの利用料金は20Gまでは1980円、それ以上は2980円のため、客単価を考えると20G以上を利用しているユーザーが大半だと分かります。
実際に楽天モバイルを利用するユーザーのデータ使用料は平均で18.4Gと、他社平均の約2倍です。
楽天モバイルの大きな特徴は、2980円で無制限に使えることです。多少のつながりにくさがあったとしても、低コストで大容量を使いたいユーザーが残っていると見られます。
このように、データ利用料の多さを考えると、ユーザー当たりの収益性に関しても他社と比べ悪い可能性があります。こうした状況下で、モバイル事業の売り上げはどのように推移しているのでしょうか。
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