仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化──このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
大東建託が「住み続けたい街ランキング2022<宮崎県版>」を発表した。住み続けたい街(自治体)ランキング1位は前回3位の「都城市」だった。2位は前回4位の「宮崎市」、3位は前回2位の「日向市」となった。
都市と自然が調和した「都城市」
1位を獲得した「都城市」は、人口約16万人の南九州の拠点都市であり、農業産出額(2019年〜20年)やふるさと納税(15〜16年、20年)で日本一となった。肉や焼酎など豊かな食材や恵まれた自然、「Mallmall」「TERRASTA」などの複合施設を核とし、都市と自然が調和している。
24時間365日切れ目のない救急医療体制をはじめ、充実した周産期医療体制や子ども・子育て支援制度など、安全・安心で暮らしやすいまちづくりにも取り組んでいる。
居住者からは「食べ物がおいしい。見切り品でも美味しくてきれいなものがたくさんある」「インターチェンジが近くで利便性が良い。スーパーが近く病院が多い」「自然災害が少ない、ゴミゴミしておらず夜が静か」という声が聞かれた。
暮らしやすいコンパクトシティの「宮崎市」
2位にランクインした「宮崎市」は、人口約40万人の中核都市。宮崎空港から中心部まで車で約15分とアクセスに優れた、暮らしやすいコンパクトシティである。
街と自然が近く、都会的な暮らしも自然の中の暮らしも実現できる上、地元食材の宮崎牛やブランドポーク、地鶏に人気があり、野菜・果物も有名で農畜産物の宝庫として知られる。物価の安さ、通勤時間の短さ、快晴日数や日照時間は全国トップクラスで、子育て支援も充実している。
居住者からは「近くにスーパー、コンビニ、病院が多い。また子どもたちにも広い公園広場があり、学校、児童センターと揃っている」「人と人の温度感が心地よく、関係し過ぎない程度の関係の調和がとれている」などの意見が聞かれた。
サーファーに人気の「日向市」
3位の「日向市」は、宮崎県の北部に位置。温暖な気候とコンパクトなまちづくりが特徴で生活がしやすい街だ。恵まれたサーフスポットが点在し、国際大会が開催されるなど、全国トップクラスの質の高い波が1年を通して楽しめる。きれいな山や川も市街地から近く利便性が高いため、「田舎過ぎず、都会過ぎない、ちょうどいい規模のまち」といわれる。
居住者からは「都会ではないからこそ住み続けたくなる。のんびりと穏やかな土地で暮らすのも悪くない」「そこまで過疎化は進んでいない、最低限の生活はできる程度のお店も周りにそろっている」という声が挙がった。
4位以下は「三股町」「小林市」「日南市」「延岡市」の順だった。
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