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「住まいのプロ」が解説 リモートワークの生産性を高める物件選びの“金科玉条”ビジネスハックラボ(4/5 ページ)

コロナ禍以降、定着したリモートワーク。せっかくなら、これまでのオフィスではできなかった仕事の仕方をしたいと考えている人もいるのでは。リモートワークを楽しむ物件の選び方を、住まいのプロが解説する。

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リモートワークで重要なのが「気分転換」

 在宅時間が長くなり、ずっと同じ環境・景色を見ながら仕事をしていると気がめいってしまうこともある。気分転換、軽い運動などのために、物件そのものだけではなく、周辺環境に目を向けるのもいいだろう。例えば、公園が近くにある物件は従来、主に子どものいる家庭向けとされてきたが、これからは子育て家庭以外でもポイントになると考えられる。通勤頻度が減っているなら、多少駅から遠くても公園の近くの物件を選ぶのは十分にあり得る。


練馬区の「石神井公園」にある三宝寺池は区の天然記念物に所定された沼沢植物群落がみられる、自然豊かな場。野鳥も多く、それを目当てに集まるカメラマンも多い。気分転換にはこの上ない場所だ(撮影:筆者)

 ある程度の規模以上の公園であれば図書館、スポーツ施設その他を併設していることもあり、さまざまに楽しめるはずだ。関東周辺で筆者個人的におすすめなのは、東急東横線・綱島駅近くの綱島公園。プール、テニスコートに遺跡(全く実用性はないが)などもあり、近くには綱島市民の森もある充実ぶりだ。

 横浜市内にいくつかある「市民の森」は、都市の中にありながら別世界の趣があり、気分転換にはうってつけ。利便性と自然の“二兎”を求めるのであれば、選択肢としていいだろう。

 「川」の近くもいい。河口から武蔵丘陵森林公園まで約80キロのサイクリングコース(正確にはサイクリングコースではない箇所もある)が楽しい荒川沿いなどであれば、自転車に乗る人は運動もかねて気分転換できる。自転車つながりで、尾根幹(南多摩尾根幹線)の入口に近い調布市もいいかもしれない。

 埼玉県はこのところ水辺の活用に力を入れており、狭山市の入間川沿いには河川敷に公園、スターバックス コーヒーがある。運動がてら散歩して、水辺でお茶をしながら仕事をしてみると、いつもなら出ないアイデアが浮かぶかもしれない。

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