「教職員用の制服」が2週間で完売 作業着スーツで培ったノウハウ生かす:先生にも制服を
3月15日に発売した日本初の教職員用スーツ「WWS×センセイカプセル センセイスーツ」の増産が決定した。
作業着スーツ発祥のボーダレスウェアブランド「WWS(ダブリューダブリューエス)」を企画・販売するオアシスライフスタイルグループ(東京都港区)は、3月15日に発売した教職員用スーツ「WWS×センセイカプセル センセイスーツ」の増産を決定したと発表した。発売2週間で初回生産分が完売したという。作業着スーツで培ったノウハウを制服にも生かしている。
同製品は、服装に悩む若手教職員の声をきっかけに制作。学校行事から私生活まで着用できる「汎用性・高機能性・おしゃれ」の3拍子をそろえた“失敗しない制服”として販売している。
価格は、「WWS×センセイカプセル ノーカラージャケット」が2万2000円、「WWS×センセイカプセル テーパードパンツ」が1万5400円。カラーはブラックとネイビーで、S〜LLの4サイズを用意した。公式ストアやオンライン、ポップアップショップなどで販売する。
製品コンセプトは「先生にも制服を」で、作業着スーツ発祥ブランドの「WWS」と教職員専門ECサイト「センセイカプセル」が共同開発した。初回生産分は完売し、4月10日より順次販売を再開する。
素材は自社開発の「ultimex」を使用。自宅洗濯機での丸洗いを可能とした。部屋干しでも3〜4時間で乾く速乾性としわになりにくい機能性を備えており、通常の授業時以外にも修学旅行や卒業式など幅広いシーンで着られるアイテムだ。
高いストレッチ性と汚れがつきにくい、はっ水加工を施し、清潔感にもこだわった。黒板の粉で汚れてもサッと拭うだけで落とせるという。
授業参観や面談でも着用でき、固い印象にもなりすぎないノーカラージャケットは、黒板を書く際や肩周りの大きな動作を快適にできるように、ゆとりのあるサイズにした。背中が見えにくくお尻もしっかり隠せるので、安心して着られるという。ジャケット内側はポケット2つに、ペン挿しとセンセイカプセルのピスネームを配置した。
パンツは、ゴムを両サイドに内蔵することで腰回りのもたつきを解消。タックを入れることで、よりスタイリッシュな仕上がりとした。
オアシスライフスタイルグループは「スーツに見える作業着」こと「WORK WEAR SUIT(ワークウェアスーツ)」などをヒットさせてきた。作業着スーツで培ったノウハウを制服にも生かし、教職員用スーツの分野でもさらなるヒットを狙う。
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