投資で増やした資産、何歳から取り崩す? 50代に調査:定年後のお金は?
バイアンドホールドは、リタイアが視野に入ってきた50代の男女2000人を対象に「投資の出口戦略」に関するアンケート調査を実施した。
投資で資産を増やした人は、何歳から取り崩す予定なのか? ファイナンス分野の教育事業を手掛けるバイアンドホールド(神奈川県逗子市)は、リタイアが視野に入ってきた50代の男女2000人を対象に「投資の出口戦略」に関するアンケート調査を実施した。その結果、半数近くが定年を迎えても「とりあえずそのまま運用を続ける」と回答したことが分かった。
老後を見据え、預貯金以外に投資をしているか尋ねたところ「行っている」とした人は35%だった。
「投資を行っている」と回答した人に投資総額を質問したところ、「100万円未満」(26%)が最多の回答となった。次いで「100万円〜300万円未満」(18%)、「500万円〜1000万円未満」(14%)、「300万円〜500万円未満」(13%)と続き、「500万円未満」が全体の57%と、過半数を占める結果となった。
4割超が定年後も「そのまま運用」
投資で運用した資金は定年後どのように取り扱うか尋ねたところ、半数近くが「とりあえずそのまま運用を続ける」(44%)と回答した。以降は、「決めていない」(16%)、「そのまま運用を続けながら定期的に少しずつ取り崩す」(13%)、「そのまま運用を続けながら株価の状況などを見て不定期に取り崩す」(12%)と続いた。多くの人が、まだ出口戦略を決めかねている、あるいは具体的なイメージができていないとうかがえる結果となった。
60歳で定年を迎えた後はどのように過ごす予定か聞いたところ、「決めていない」(26%)が最も多い結果に。一方で、決めているとした人の中では「65歳まで雇用延長で働き、引退する」(18%)が最多の回答となった。以下、ほぼ同じ割合で「引退して特に何もしない」(13%)、「自営業者なので定年は関係ない」(12%)と続いた。
取り崩す時期は「60代後半」が24%、「60代前半」が14%
資産を取り崩す場合、何歳から始めるかについては、「決めていない」(37%)が最も多い回答となった。一方で、決めている人の中では「65〜69歳」(24%)が最多の回答に。次に、「60〜64歳」(14%)、「70〜74歳」(11%)という結果となった。
調査は3月23日にインターネットで実施した。
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