ニュース
「出身校で評価に違い」「あの部長はB評価しかつけない」──理不尽な評価、どう対応する?:評価の誤りが起きるワケ(1/5 ページ)
社員の行動や能力を評価する際、何らかの理由で誤った評価をしてしまうことがある。そうした「評価の誤り」はなぜ起きるのか。理不尽な評価には、どのように対応すべきなのか。
同じ人の同じ時期の行動・能力であっても、評価者によって評価が異なることは少なくありません。評価基準の捉え方の相違、経験の相違、現在のポジションの相違などが影響してしまうためです。
そのような「評価のずれ」を最小限にするために、評価者研修による評価の目線合わせや評価調整が行われます。
こうしたこととは別に、何らかの理由で誤った評価をしてしまうこともあります。「評価のずれ」というレベルではなく、「評価の誤り」です。
「評価の誤り」には、次の2つがあります。
- 意図的な評価行動
- 意図せざる誤り
本記事では、この2つの「評価の誤り」がどのように起きるのかを解説し、評価者エラーを起こさないためにすべきことを解説します。
「あの部員がやったことだから、大したことではない」
関連記事
- 管理職は「感情労働」 反発する部下やプレッシャーをかける上司と、どう戦う?
業務量の増加や世代間ギャップなど、管理職の悩みは尽きない。生き残りに必死でプレッシャーをかけてくる上司や経営層と、労働環境に不満をため込む部下に挟まれ、現場で孤軍奮闘する。そんな現実の中、管理職はどのように自分の仕事をとらえ、働くべきなのか──? - 吉野家「定年社員のドライバー再雇用」に、「おじさんのプライド論」での批判はナンセンスなワケ
吉野家HDの「定年社員をトラック運転手として再雇用」や、タニタの「ベテラン社員が若手の横で社内清掃」など、定年再雇用が話題になる度に「プライドがもたない」といった意見が散見される。しかし、こうしたプライド論は本質的ではない。人生の「最後の仕事」に向いているのは、どんな仕事なのか? - 「課長にすらなれない」──絶望する40代社員が増えるワケ
真面目に勤めてきたが、上の世代とは違い「課長にすらなれない」──そんな状況に絶望する40代社員が増えています。減り続ける管理職ポストの実態と、深刻な賃金格差とは。「肩書きなき40歳問題」について河合薫氏が解説します。 - 「アニメ好き」がまさかの大活躍 毎年200人超が異動・兼業する、ソニーの公募制度がすごい
ソニーの社内公募制度では、毎年およそ200〜300人が異動や兼業をしている。「自分のキャリアは自分で築く」という意識が根付いているという背景には、どんな制度があるのか。人事担当者に話を聞いた。 - 「週休3日制」は定着するのか? 塩野義・佐川・ユニクロの狙い
コロナ禍で働き方の自由度が増す中、選択的週休3日制の導入を検討する企業が増えている。選択的週休3日制は定着するのだろうか? 導入各社の狙いはどこにあるのか? 人事ジャーナリストの溝上憲文が解説する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.