WOWOW、2023-24シーズンの欧州CL・EL放映権獲得 決勝まで独占生放送:3季連続
WOWOWは欧州サッカー連盟主催の「チャンピオンズリーグ」、「ヨーロッパリーグ」、「UEFAユースリーグ」の3大会について、2023-24シーズンの放映権を獲得したと発表した。
WOWOWは5月10日、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する「チャンピオンズリーグ」(CL)、「ヨーロッパリーグ」(EL)、「UEFAユースリーグ」の3大会について、2023-24シーズンの放映権を獲得したと発表した。CLは全試合、他の2大会については注目試合をそれぞれライブ配信する。
欧州CLを全試合配信するのは21-22シーズン以降3季連続。欧州最強のサッカークラブを決めるCLはサッカーファンから高い人気を誇る。収益額が約3800億円(推定)にも及ぶ巨額コンテンツでもあり、同大会の放映権の有無がサービスの契約状況に直結するともされている。
(関連記事:収益額3800億円! 世界最高峰のサッカーイベント「UEFA チャンピオンズリーグ」が生み出す巨額マネーの実態)
実際、2021年7月期の決算資料によると、欧州CL決勝の放送などもあり、第1四半期(4〜6月)としては開局以来過去最多の新規加入者数を記録。22年5月の通期決算でも新規加入者数は前年度比112.8%増となった。
一方、23年1月期の決算では、中東カタールで開催されたサッカーW杯によって、欧州主要リーグとともにCLが中断期間に入ったことで、新規加入者数は前年同期比で約2割減となった。こうしたことから、CLの放映権は、同社にとって経営を左右する目玉コンテンツの1つといえる。
欧州CLを巡っては、18-19シーズンから20-21シーズンまでの3シーズンは「DAZN」が全試合を配信する契約を締結していたが、放映権の見直しなどで、20-21シーズン途中からDAZNが放映権を放棄。その後、シーズン途中にWOWOWが放映権を獲得し、現在に至る。
今季の欧州CL本戦には、鎌田大地選手、長谷部誠選手(ともに独フランクフルト)、古橋亨梧選手、旗手怜央選手、前田大然選手(いずれもスコットランドのセルティック)、守田英正(ポルトガルのスポルティング)の6人が出場した。
来季に向けては、国内リーグで優勝を決めたセルティック勢に加え、久保建英選手(スペインのレアル・ソシエダ)、堂安律選手(独フライブルク)、冨安健洋選手(英アーセナル)が各リーグ内での出場権争いに絡んでおり、日本人選手の出場状況がWOWOWの契約者動向にも影響を与えそうだ。
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