映画『すずめの戸締まり』舞台をメタバース化 現役高校生が「フォートナイト」で再現:映画は5月27日に終演
フォートナイト上のメタバース制作を手掛けるNEIGHBORが映画『すずめの戸締まり』のメタバースを人気ゲーム「フォートナイト」に制作し、公開したと発表した。
法人向けのメタバース事業を展開するNEIGHBOR(東京都千代田区)は5月15日、映画『すずめの戸締まり』(新海誠監督)のメタバースを人気ゲーム「フォートナイト」に制作し、公開したと発表した。自社事業のPRが狙い。
海外向けに日本のサブカルチャーコンテンツを展開するTokyo Otaku Modeと共同で製作した。手掛けたのは高校生クリエイターのヤノス氏。フォートナイトのワールドクリエイターを務めるヤノス氏はソニー、「コロコロコミック」(小学館)など企業のメタバース制作も手掛けた経歴を持つ。建築物や街をテーマにした制作に定評があり、今回は、平面のアニメの空気感をそのままに3D化することにこだわったという。フォートナイトを起動し、マップコード(9546-3215-5606)を打ち込むことで利用できる。
Twitter上では、ヤノス氏と新海監督の交流を確認できる。新海監督はヤノス氏に「すずめを題材にしてくれて嬉しい。これからもたくさんの世界を作っていってほしい」とエールを送っている。
同作品は『君の名は。』『天気の子』などヒット作品を手掛けた新海誠監督の最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語で、日本国内では2022年11月の公開以降、観客動員数が1100万人を突破した。海外でも翌23年3月から順次公開し、海外動員は3400万人を突破している。日本国内では5月27日に劇場での公開が終了する。
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