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米モデルナ、新型コロナとインフルエンザの情報サイト開設 患者数など可視化
米モデルナの日本法人モデルナ・ジャパンが新型コロナとインフルエンザの情報サイトを開設した。各地域の患者数や陽性者数に関するデータを発信する。
ワクチン開発などを手掛ける米モデルナの日本法人モデルナ・ジャパン(東京都港区)は5月15日、新型コロナとインフルエンザの情報サイトを開設した。各地域の患者数や陽性者数に関するデータを発信する。
厚生労働省が公開しているデータを引用し、専門家の監修の下、実際の患者数や推計値を算出する。新型コロナの感染症法上の位置づけは、5月8日に、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行したものの、政府は「引き続き警戒が必要」とし、恒久的な感染予防対策の重要性を議論している。
ただ、法的位置づけの移行で、感染者数の調査は、全数報告から季節性インフルエンザと同じ週次定点把握に切り替わり、これまでのように感染者数をタイムリーに把握することは困難になった。このため同社は「感染症の予防には、国民の皆さま一人ひとりが予防接種を受けるだけにとどまらず、最新の流行状況を正しく把握した上で、適切に行動していくことが重要」との考えから情報サイトを開設した。
同社の鈴木蘭美社長は「新型コロナウイルスへの警戒が続く中、季節性インフルエンザを含む感染症の複合的な流行状況の把握が重要性を増している。提供する情報が一人でも多くの皆さまの役に立ち、家族や友人、仲間たちと集う機会が健やかで、そして有意義な時間となることを願っている」とコメントしている。
モデルナはコロナ禍で、新型コロナワクチンを開発し、日本に輸出。主に職域接種に活用された。
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