コラム
そして若手は無能になった 「パワハラ認定」を恐れる上司の罪(1/3 ページ)
ハラスメント防止の機運が高まり続けている中、部下のことを「叱れない」「誘えない」「コミュニケーションが十分取れない」という上司が大量に発生し、部下の成長が阻害されてしまっている。
この記事は、パーソル総合研究所が2022年12月26日に掲載した「ハラスメントの『回避』が部下の成長を妨げる」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。なお、文中の内容・肩書などはすべて掲載当時のものです。
2019年、労働施策総合推進法(パワハラ防止法)の改正があり、ハラスメント防止の機運は高まり続けている。企業ではハラスメント研修やコンプライアンス研修が数多く実施されるようになり、ハラスメントに厳しい時代への変化はそこかしこで感じられる。
その一方で、ハラスメントへの厳格化により「副作用」も発生している。それが上司による回避型のマネジメントのまん延だ。部下のことを「叱れない」「誘えない」「コミュニケーションが十分取れない」という上司が大量に発生し、そうした上司のもとで、部下の成長が阻害されてしまっている。本コラムは、この難題について、データを基に考えてみたい。
「パワハラ防止」で部下の成長が犠牲に どうすれば防げるのか
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