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30%の人手削減 ZOZO物流拠点に現れた「最新ロボット」の実力とは国内で初導入(4/4 ページ)

物流倉庫と聞くと「在庫の保管場所」といった地味な印象を抱く読者が多いかもしれない。ZOZOが11月から本格稼働を始めた「ZOZOBASEつくば3」は、最先端の技術と高度な情報システムを張り巡らせた、近未来的な風景が広がっている。

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なぜ茨城・つくばに3施設目?

 同社の物流施設はつくば市に既に2拠点ある。今回、なぜ再びつくば市に拠点を構えたのか。

 執行役員の田代氏は「既存拠点との親和性が大きい。つくば市は人口増加が続き、採用ポテンシャルも非常に高く、事業継続に重要なエリア」と指摘する。今後は既存拠点のリプレースも視野に入れているといい、さらなる省人化を目指し、業務内容に見合ったアーム式ロボットの導入も検討している。

 このほか「2024年問題」への対応や、環境負荷の軽減に向けた取り組みも進めている。

 同社は9月から、配達時の受け取り方法の初期設定を「置き配」に変更。「再配達」を減らすことで配送ドライバーの負担やCO2排出の低減を目指す。変更前に比べ、置き配を選択するユーザーは2倍以上になったという。

 このほか、ZOZOの配送を担当するヤマト運輸と協力し、幹線輸送における積載効率の向上も図る方針だ。

 最先端技術が張り巡らされたZOZOの物流拠点。人とロボットの協働は今後一層、進んでいきそうだ。

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