Z世代学生の「理想の働き方」 魅力を感じる制度は?(1/2 ページ)
グローアップ(東京都港区)が運営する新卒向けダイレクトリクルーティングシステム「キミスカ」が「Z世代就活生のキャリアや働き方に対する考え方調査」の結果を発表した。Z世代の学生が考える理想の働き方とは。
新卒向けダイレクトリクルーティングシステムを運営するグローアップ(東京都港区)が「Z世代就活生のキャリアや働き方に対する考え方調査」の結果を発表した。Z世代の学生が考える理想の働き方とは。
就活に対して「とても不安」「やや不安」と回答した人は合わせて78.8%に上った。具体的に感じている不安について、「志望する企業から内定をもらえるか」が過半数を占める結果に。「1社でも内定をもらえるか」よりも「志望する企業から内定をもらえるか」を不安視する傾向が見られた。
同社は「就活の早期化や売り手市場の影響により『どこかの内定はもらえるはず』という考え方が就活生の中に根付きつつある」と分析している。
不安解消のためにしていることについては「とにかくエントリーして説明会に参加する」「自分から探すのではなく、企業側からのアプローチがあるようなアプリを使用している」といった回答が寄せられた。
世間の出来事について情報を収集する際に「X(旧Twitter)」を使うという回答は34.6%に上った。以降は「テレビ」(21.8%)、「インターネット」(29.2%)と続いた。一方で、就活における情報収集では「インターネット」が最も多く、64.5%を占めた。目的に応じて情報収集の手段を分けていることが明らかとなった。
企業選びにおいて、初任給を「重要視している」とした人は合わせて79.5%を占めた。また、適正だと思う初任給の金額については、月収が「19万円以下」「20万〜24万円」と回答した人が合わせて54.83%を占め、「25万〜30万円」(38.07%)と続いた。
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