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Z世代学生の「理想の働き方」 魅力を感じる制度は?(2/2 ページ)
グローアップ(東京都港区)が運営する新卒向けダイレクトリクルーティングシステム「キミスカ」が「Z世代就活生のキャリアや働き方に対する考え方調査」の結果を発表した。Z世代の学生が考える理想の働き方とは。
働く環境・制度について、どのような制度に魅力を感じるか。最も多い回答は「家賃補助・住宅手当」で77.9%に上った。以降は「フレックスタイム制度」(59.4%)、「リモートワーク制度」(47%)と続いた。
入社する企業を選ぶ際に重視することについては「勤務条件(給与、福利厚生、ワークライフバランス、勤務地など)」が最も多く、75.4%を占めた。
理想の働き方について、最も多い回答は「給料が安定した企業で定年まで働く」(55.6%)だった。2位は「数年で転職してキャリアアップしていきたい」だった。
また、副業に「とても興味がある」「やや興味がある」とした人は77.8%に上った。その理由については「就職先の給料だけでは不安だから」が最も多く31.3%。以降は「趣味として」(28.2%)、「キャリアの幅を広げたい」(24.5%)となった。
同社は「多くの学生が安定を求めているものの、企業に安定を求めたり自身のスキル向上で安定を作ることを考えたりと、安定に対する捉え方が多様化している」とコメントした。
調査は2023年12月15日〜24年1月19日にインターネットで実施。24年卒の337人、および25年卒の325人から回答を得た。
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