コラム
「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか:火曜日に「へえ」な話(4/5 ページ)
地図を扱うゼンリンが都道府県のカタチをしたピンバッジを販売したところ、想定以上に売れている。47種類を販売して、どの都道府県が最も売れたのか。トップは……。
群馬県の人気が低迷
第1弾の結果は「群馬県」がトップだったが、なんらかの偶然が重なったのかもしれない。ちょっと調べてみると、地元メディアが積極的に取り上げていて、それを目にした県民が「おお、コレいいじゃないか。買ってみるか」といった流れが生まれた可能性もある。
こうした背景を踏まえると、第2弾の結果はちょっと違うかもしれない。第1弾はゴールドまたはシルバーをベースに市町村のカタチもきっちり描かれている。ゴツゴツした印象も受けるので、購入者の多くは男性だったのではないか。一方、第2弾は色が鮮やかなので、女性が手に取ることも想像できる。
購入層が変われば、結果も変わるのではないか。否。やはり、こちらも群馬県がトップ。県民の郷土愛の熱さがうかがえる結果になったわけだが、気になるのは第3弾の18金または銀でできたピンバッジである。高価な商品を販売する前に、ゼンリンは人気投票(1月25〜29日)を実施していた。同社公式のX(旧Twitter)で受け付けていて、「人気が高いところを先行販売しますよ」といった企画である。
これまでの流れを考えると、人気投票の1位は「群馬県」がぶっちぎりで……と思っていたら、まさかの9位である。この結果について、山口さんは「残念です……」とガッカリした様子。低迷した理由を冷静に分析できなさそうだったので、福岡県出身の川上裕子さんに語ってもらった。
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