インタビュー
学習アプリなのに「ネタ全開」……万バズ連発の「デュオリンゴ」、マーケ戦略の裏側(3/4 ページ)
X(旧:Twitter)などでたびたび注目を集めている「緑のフクロウ」を見かけたことがあるだろうか? 学習アプリなのにネタ全開の、同社のSNS運用戦略に迫る。
日本のユーザーならではの、ある特徴
――日本市場についてはどう見ていますか?
日本市場は、ユーザーにおけるアプリの利用時間が最も長く、有料版といったマネタイズへの転換率も非常に高いです。われわれのビジネスモデルに非常に合致していると感じています。
そして、テレビの影響力が非常に高いことも日本市場の特徴です。他の国ではそうでもなくなってきているのですが、日本では依然としてテレビが「キング」です。そしてやはり、Xの影響力も高いと感じます。
――日本におけるX公式アカウントを見ていると、ネットミームに非常に敏感な印象を受けます。日本人の中でも、届けたいターゲット像があるのでしょうか?
必ずしも特定のターゲットを絞っているわけではありません。言語を学習するというサービスは、全ての人がターゲットになり得ると考えています。
また、ソーシャルメディアで注目されている話題にうまく自社のブランドを絡めることで、ユーザーの関心を集めやすくなることが分かったため、ネットミームを取り入れています。われわれのブランドは遊び心を大切にしているため、そういったブランドイメージともうまくかみ合っていると感じています。
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