約67%が仕事でストレスあり 「ワークライフバランス」「業務量」を抑えた原因の1位は?:1000人に聞いた
ビジネスパーソンの約67%が仕事でストレスを抱えていると、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)による「仕事でのストレスに関する調査」で明らかとなった。そのストレスの原因とは。
ビジネスパーソンの約67%が仕事でストレスを抱えていると、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)による「仕事でのストレスに関する調査」で明らかとなった。ストレスの原因とは……?
ストレスの原因 1位は?
仕事でストレスを「とても感じる」とした人は18.1%、「やや感じる」とした人は48.7%となり、合わせて66.8%がストレスを感じていることが分かった。
年代別で見ると、60代で「とてもストレスを感じる」とした人は10.5%と、他の年代のおよそ半数だった。また「あまりストレスを感じない」とした60代は37.0%と、他の年代と比較して最も高く、60代はストレスが最も少ないと伺える結果となった。
ストレスを感じる原因は「上司や同僚との人間関係」が最も多く全体の42.7%に上った。以降は「業務内容」(41.5%)、「業務量の多さ」(35.5%)と続いた。また、年代別で見ると、20代と60代は「業務内容」、30代は「業務量の多さ」、40代と50代は「上司や同僚との人間関係」がそれぞれトップとなった。
ストレスをいつから感じているのか。「2年以上前」が全体の37.1%を占め最も多かった。年代が上がるほど「2年以上前」の割合が高くなる傾向が見られ、60代が約5割であるのに対し、20代では約2割にとどまる結果となった。一方で、20代は「数週間前」が15.7%と他の年代より多く、直近のストレスが高い様子が明らかとなった。
ストレス対処法は「休暇/休息を取る」「趣味や運動をする」がトップ2回答となった。一方で、20代では「ネットやSNSで気晴らしする」が24.0%と他の年代より高い傾向となり、ネットやSNSが身近な存在となっていることが伺える結果となった。
現在の勤め先で、ストレスによる「体調不良」を経験した人は11.7%だった。また、「精神的な問題」を経験した人は18.4%、「両方」とした人は16.2%となった。合わせると、およそ半数が心や体の不調を経験していることが分かった。
調査は4月8〜11日にインターネットで実施。国内在住20〜60代の働く男女1000人から回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
窓際でゲームざんまい……働かない高給取り「ウィンドウズ2000」が存在するワケ
「ウィンドウズ2000」「働かない管理職」に注目が集まっている。本記事では、働かない管理職の実態と会社に与えるリスクについて解説する。
「ホワイトすぎて」退職って本当? 変化する若者の仕事観
「ホワイト離職」現象が、メディアで取り沙汰されている。いやいや、「ホワイトすぎて」退職って本当? 変化する若者の仕事観を考える。
「未払いの残業代払え!」 退職者から突然の連絡、どう対応すべき?
指示ナシ組織で中間管理職を救え! 「忙しすぎ問題」の背景に2つの元凶
「管理職になりたくない」 優秀な社員が昇進を拒むワケ
昨今は「出世しなくてもよい」と考えるビジネスパーソンが増えている。若年層に管理職を打診しても断られるケースが見受けられ、企業によっては後任者を据えるのに苦労することも。なぜ、優秀な社員は昇進を拒むのか……。
「管理職辞退」は悪いこと? 断る際に重要な2つのポイント
昨今「管理職になりたくない」「管理職にならない方がお得だ」――という意見が多く挙がっている。管理職にならず、現状のポジションを維持したいと考えているビジネスパーソンが増えているが、管理職登用を「辞退」するのは悪いことなのだろうか……?
みなし残業制、どうせなら「毎日定時」で帰りたい ダメですか?
多くの企業が取り入れている「みなし残業制」(=固定残業制)。「どうせ残業代が含まれているのなら、何とかして仕事を終わらせて、毎日定時に帰りたいよね」と考えるビジネスパーソンも多いのではないだろうか?
「必要以上に頑張らない」は悪いこと? 熱意あった若者がやる気をなくすワケ
退職するわけではないけれど、仕事への熱意も職場への帰属意識も薄い――という状態が「静かな退職(Quiet Quitting)」が注目されている。日本においても、会社員の7割以上が静かな退職状態だという調査結果がある。やる気をもって入社した若者たちが静かな退職を選ぶことを防ぐにはどうしたら良いのか、考えてみよう。






