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セブンの実験店はどうなった? 松戸常盤平駅前店の成績:通常のコンビニよりも広い(2/4 ページ)
セブン&アイ・ホールディングスがテスト店舗と位置付けている「セブン-イレブン松戸常盤平駅前店」が好調な動きを見せている。3月平均の売上高は対前年比146%、客数は同140%、客単価は同104%に。どんな商品が売れているのか。
小型のスーパーみたいな品ぞろえ
松戸常盤平駅前店は、セブン&アイグループの強みを生かした幅広い品ぞろえが特徴で、約88坪の売場面積に約5300品を扱う。実際、通常のコンビニではあまり見かけない商品が多くある。
鮮魚や精肉では、刺身の盛り合わせや日常的に使いやすい魚種、牛肉・豚肉・鶏肉をバランスよくそろえる。チルド商品は、中食ニーズに対応した大容量のカット野菜や保存性が高い水煮野菜を拡大。
冷凍食品は米飯、和洋中麺類、総菜、デザートなど幅広いカテゴリーで約260アイテムを販売。また、アカチャンホンポと連携したベビー用品など約200アイテム、ロフトと連携したトレンドのメイク用品など約90種類も扱う。
レジ前には、お店のオーブンで焼き上げたパンやお菓子も。できたての温かい状態で提供するのが特徴で、フローズン納品→店舗で1次焼成→購買時に2次焼成というやや複雑なプロセスで販売している。パンは160〜190円、焼き菓子は150〜200円と、手頃な価格設定だ。
都内など数店舗のみで取り扱っている7カフェ ティー(紅茶)も提供。茶葉から1杯ずつの淹(い)れたてがウリで、ダージリンブレンド、アッサムブレンド、アールグレイ(ミルクティーはアッサムとアールグレイ)から茶葉・温冷・サイズを選択できる。価格は120円〜。
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