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「タリーズの紅茶店」じわじわ増えて30店舗に 客単価が高い理由は?2017年に誕生した「タリーズコーヒー&TEA」(3/5 ページ)

タリーズコーヒーの新業態として誕生した、紅茶特化店「タリーズコーヒー&TEA」。現在、全国に30店舗とじわじわと数が増えているが、どんな効果が出ているのか。

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店内はやや広め、駅ビルや商業施設に出店

 実際に「&TEA KITTE丸の内店」へ足を運んだところ、筆者が訪れたことがあるタリーズコーヒーの店舗よりも広くて明るい印象を受けた。


いつものタリーズコーヒーより、やわらかく明るい雰囲気(筆者撮影)

 本間氏は「&TEAでは一定の広さを確保しており、1人席よりも複数人で座れる座席を多くつくりました。また、くつろぎやすいようにナチュラルな風合いの木材を増やして明るいデザインにしています」と説明した。


&TEAは、やや広めで明るい雰囲気が特徴だ(タリーズコーヒー提供)

こちらはタリーズコーヒーの内装。比較すると&TEAとの違いが分かりやすい(タリーズコーヒー提供)

 「特に若年女性のお客さまにお越しいただきたい考えがあり、駅ビルや商業施設の女性が集まるフロアを中心に出店しています。実際、女性のお客さまが買い物の合間に立ち寄ることが多いようです」

 &TEAは新規出店するケースが多いが、4月17日にリニューアルオープンした「アトレヴィ巣鴨店」など、通常店をリニューアルして業態転換している店もある。

 「現在、北海道から沖縄まで30店舗に広がっていますが、出店できていない都道府県もあります。タリーズコーヒーは現状、47都道府県に出店しているので、&TEAもゆくゆくはそうできればと」

 出店のハードルとしては、「テナントの意向を汲(く)む必要がある」「タリーズコーヒーと比較してメニュー数が多く、オペレーションが複雑になる」などが挙げられるそうだ。

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