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「タリーズの紅茶店」じわじわ増えて30店舗に 客単価が高い理由は?2017年に誕生した「タリーズコーヒー&TEA」(4/5 ページ)

タリーズコーヒーの新業態として誕生した、紅茶特化店「タリーズコーヒー&TEA」。現在、全国に30店舗とじわじわと数が増えているが、どんな効果が出ているのか。

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タリーズコーヒーより客単価が高い

 &TEAの効果を尋ねると、タリーズコーヒーと比較して客単価が1〜2割ほど高いという。紅茶メニューをトールサイズのみで提供していることに加え、「スイーツ」と「季節限定メニュー」の売上構成比率が高いことが起因するようだ。

 「飲み物と一緒にスイーツを注文される方の比率が高いですね。週末のティータイムが最も混み合う傾向があり、そういったタイミングでスイーツの注文が増えています。また、季節限定商品の売上構成比率もかなり高いですね」


紅茶メニューは「ハニーロイヤルミルクティー」(565円)と、写真の「ブラッドオレンジティー」(555円)が人気(筆者撮影)

5つあるスイーツの中で、特に人気が高い「&TEA ルラード カラメッラwith ブルーベリー」(650円)(筆者撮影)

 スイーツは3カ月ほどの周期で、既存メニューとの入れ替わりで新商品を発売している。現在のラインアップで人気のメニューは、「&TEA ミルクレープ ヴァニーユ with T’s アイス」(660円)と「&TEA ルラード カラメッラwith ブルーベリー」(650円)の2つだという。


好評だった季節限定の「ベリーベリーフロマージュティー」(写真左)と「フローズンティーサングリア」(いずれも販売終了、タリーズコーヒー提供)

 季節限定商品については、「見た目がかわいらしい商品は売れ行きが好調。ちょっと特別な気分になれるメニューを求める方が多いのではないか」とのこと。

 例えば、ノンアルコール赤ワインテイスト飲料やブルーベリーを使用した「フローズンティーサングリア」(2023年5月発売)、マスカルポーネ風味のホイップクリームの上に、いちごやブルーベリーをトッピングした「ベリーベリーフロマージュティー」(2024年3月発売)は、販売数が伸びたという(いずれも終了)。

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