「東京チカラめし」が東京で再始動 今度はどう売っていくのか:「焼き牛丼」が人気(4/5 ページ)
「東京チカラめし食堂」が5月、都内の九段第二合同庁舎内にオープンした。「煮る」のではなく「焼く」というスタイルの「焼き牛丼」で人気を博した「東京チカラめし」が再始動したわけだが、反響はどうなのか。
開店直後は「チカラめしファン」が行列
5月7日に東京チカラめし食堂がオープンすると、東京での復活を待っていたチカラめしファンが多く足を運んだという。
「初日と2日目は、30人ほどが開店前から並んでいました。告知は1週間前ぐらいでしたが、これだけの方が来店してくれ、期待してもらっているのだと感じました」(小川氏)
2日間は『焼き牛丼』を注文する人が多く販売数が偏ったものの、開店から2カ月弱が経過した現在は、定食もよく売れるようになってきたという。
「定食は日替わりや週替わりでメニューを変えているのですが、唐揚げや生姜焼きといった『定番のおかず』が入ると、そのメニューに注文が集中します。特に『唐揚げ』は圧倒的に人気で、味を変えて1週間に1度は必ずメニューに含めています。焼き牛丼はオーソドックスなメニューに、単品の味噌汁やサラダなどを追加される方がほとんどです」(小川氏)
現状の客層は約65%が館内の職員で、残りがそれ以外とのこと。館内で働く人の男女比率は「男性6割、女性4割」だが、来客層の比率は「男性7割、女性3割」で、20〜30代の男性がボリュームゾーンだ。300席と席数が多いが、12時台はかなりにぎわっている状態だという。多くはないが、以前からの焼き牛丼のファンだと思われるお客もチラホラ見られるそうだ。
これまでのところ反響は良く、特に法務局の職員にはとても喜ばれているとか。3年間の食堂事業で開発した独自レシピと得られたノウハウにより、「温かい食事を温かいまま提供する」ことができていて、一定の評価を得られていると小川氏は話した。
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