2015年7月27日以前の記事
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意外な面倒さも? 財布いらずの「スマート支払い」、店側はどう思っているのかDXの難しさ(2/3 ページ)

飲食店や美容室を無断キャンセルする「ノーショウ」問題が深刻だ。デジタル活用で乗り越えられる部分と、そうではない部分があるようだ。

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導入店舗の声は?

 では、実際にスマート支払いを導入している店舗はどう感じているのだろうか? 

 千葉県、東京都でヘアサロンを経営するオーナーに話を聞いた。「お客さまの7割以上はスマート支払いを使っています。店側としても、現金払いはヒューマンエラーが起きやすく、スタッフの精神的負担にもなります。本業の接客に専念できる時間を増やしてあげたいため、積極的にキャッシュレスを推進しています」


ヘアサロンとスマート支払いの相性は良いようだ

 取材したヘアサロンでは、スマート支払いの満足度は非常に高かった。技術職である美容師には、なるべく本業であるカットや接客に時間を使ってもらうことが労使ともに都合が良いのだろう。

 では、飲食店はどうか。神奈川県横浜市でダイニングバーを経営するオーナーに聞いたところ、飲食店側の「影の努力」が明らかになった。ここは2人用の個室を多く備え、カップル客によく利用される店舗だ。

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