インタビュー
「痛い、脱げる、蒸れる」をニットで解消 オンワード樫山の「靴」が2年で10万足を突破した理由(1/5 ページ)
オンワード樫山のニットシューズブランド「steppi(ステッピ)」が好調だ。どのようにしてヒット商品を生み出したのか。
痛い、脱げる、蒸れるといった従来の靴のデメリット解消を目指し、「履き心地の良さ」を追求して誕生したニットシューズブランド「steppi(ステッピ)」。
アパレルブランドを多数展開するオンワード樫山(東京都中央区)が2022年に発売した新ブランドで、発売から2年で10万足を販売するヒット商品になっている。オンワード樫山の公式通販サイトの売り上げランキングで、ステッピの売れ筋商品「ベーシック ポインテッド パンプス」が5週連続で1位を獲得した実績もある。
特徴は、自社開発したニット生地を採用していること。軽い、伸縮性や通気性にすぐれている、撥水機能があり、デザイン性が高く、洗濯機で洗えるなど、メリットが多い。従来の靴にあった不満を解消しやすいことがヒットの要因のようだ。
ステッピはどのように誕生し、支持を獲得してきたのか。オンワード樫山 第三カンパニー UNFILODiv. 部長の山本洋輔氏に聞いた。
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