インタビュー
ドンキの焼き芋が「10分で100本」売れる なぜ海外でも関連商品が人気なのか:日本語と英語を併記(2/3 ページ)
ドン・キホーテの焼き芋がよく売れているが、関連商品も好調だという。商品企画時に意識しているポイントなどを担当者に聞いた。
企画段階からインバウンド向けを意識
焼き芋関連の商品開発にあたって、さまざまな担当者が集まって企画を練っている。本部のインバウンドPB開発者や全国でインバウンド需要が高い店舗の担当者などを交えて、訪日外国人がどんな商品に興味をもっているのかなどを分析している。新商品が完成すれば、まずインバウンド向けの店舗で販売し、実績を見ながら全国に、といった流れで展開しているという。
焼き芋関連商品の特徴として、商品パッケージに日本語と英語を併記していることが挙げられる。裏面のみ海外の食品表示法に従って英字表記をして販売している。
「海外の消費者は『日本産ブランド』に価値を感じている。日本産の原料を使い、日本の工場で製造したことが安心感につながっているようだ。日本語と英語を併記したパッケージは海外でも好まれ、日本では外国人のお土産として購入されている」
焼き芋関連商品については、海外で「焼き芋のお酒」「焼き芋大福」などを販売していたが、現在は扱っていない。今後は海外輸出を強化する。具体的には、日本で販売する「焼き芋ポーション」(10個入り、431円)などを、海外でも展開していくという。PPIHの海外店舗は100店舗ほどあって、企画段階からどの国で販売するかを決定していくそうだ。
今後は「焼き芋のお酒」「焼き芋タルト」「焼き芋スプレッド」に加え、半年に1アイテム、年間2アイテムのペースで焼き芋関連商品を投入する予定だ。「売り上げとしては、関連商品全体で前年比120%増を目指す」という。
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