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「電熱線であたたまる手袋」に注目集まる 停電・災害時の利用も想定:プロダクトInsights
電源を入れると電熱線が作動し、約10秒でグローブ全体にあたたかさが広がるという。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービス。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
アウトドア用品の企画・製造・卸売りなどを手掛ける三金商事(大分市)は電熱線で発熱するグローブ「Furdo」をMakuakeで販売している。インナータイプは279万円、アウタータイプは160万円を超える購入金額を集め、それぞれ目標金額を達成している(10月29日時点)。
電源を入れると電熱線が作動し、約10秒でグローブ全体にあたたかさが広がるという。
インナーヒーターグローブは、普段使いする手袋の中に着用できるように設計しており、伸縮性の高い薄手の生地を採用する。
スマートヒーターグローブは、防風加工の生地、中綿、裏起毛を採用し、この製品単体で使えるように設計した。高い保温性能が特徴で、寒風から手を守り、極寒の中でも快適に過ごせるとしている。
Furdo電熱グローブは充電式のバッテリーを採用しており、オプション品のUSBケーブルを使用すればモバイルバッテリーなどからの給電も可能だ。突然の停電や避難時の寒さ対策にも活用できるとしている。
Makuakeのアウトドアカテゴリーランキングで1位を獲得しており、全カテゴリーを含む総合ランキングでも4位に入るなど注目度は高い。一般販売予定価格はインナーヒーターグローブが8960円、スマートヒーターグローブが1万560円。
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