社会人の勉強法 「オンラインサロン」だけは避けるべき、これだけの理由(2/2 ページ)
交流会などでビジネスパーソンと会い、いろいろ話をしていると、私がとても気になる言葉がある。それは「勉強になります」という言葉だ。
理解レベルが低い人は「カモ」にされる
「今日も勉強になりました。ありがとうございました」
これぐらいの感想しか言えない人は、まずそのテーマにおける知識やノウハウをしっかり勉強した上で、あらためてコミュニティーやオンラインサロンに参加するようにしよう。
勉強しているかどうかは、記憶している知識量で測ればいい。単に知識が増えればいいわけではないのは分かっている。しかし体系的な基礎知識がない限り、知識と経験がつながって新たな知見や知恵が生まれることはないのだ。
理解が足りないと、コミュニティーやオンラインサロンの頂点に君臨するオーナーの「養分」にされてしまう。いつかは成果が出ると信じて高い会費を支払い続けることになる。
それどころか、交流会で理解レベルの高い他メンバーの格好の営業ターゲットになることも多い。別のコミュニティーに誘われたり、高額の情報商材を売り込まれる可能性もある。つまり「カモ」にされるわけだ。
「ダム勉強」を意識する
私が理想として奨励するのは「ダム勉強」だ。松下幸之助が提唱した「ダム経営」と同じ発想だ。
必要なときに必要な分だけ勉強するのではなく、普段から勉強を通じてある一定量の知識やノウハウを常に蓄えておくこと。これがダム勉強だ。お金と同じで、知識やノウハウ資産に余裕があれば安心だ。ここぞというときに蓄えられた知識やノウハウを有効活用できる。
だから、「社会人の学び」では、理解レベルがある程度の水準に達するまでは、少しばかり負荷がかかっても必須でやるべきだ。知識量を増やすことに力を注ごう。
勉強は受験や資格対策と比べると分かりやすい。同じ目標を持つ人と集まって情報交換するのもいいが、基本的には一人でやるものだ。そこは学生も社会人も同じ。勉強は孤独な作業であり、自分との戦いなのである。
35歳でコンサルタントに転職し、トップに上り詰めた著者が「20年間毎日」実践している最強独学システム!
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与えられて取り組む学生時代の勉強とは全く異なる、新人もベテランも一生使える「社会人のため」の学習法とは?
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