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部下から「給料を上げてください」と言われたら、上司のあなたはどう返す?:「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/6 ページ)
もしこんな相談を受けたら、決して避けてはいけない。上司がどう向き合うべきか解説する。
「キレイごとナシ」のマネジメント論
常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
世の中では賃上げの動きが加速している。物価高による生活への影響が深刻化する中、多くの企業が給与水準の引き上げに踏み切った。しかし、そのような環境下でも「給料が安い」という不満の声は尽きない。
実際、大手企業の賃上げ率は30年ぶりの高水準となったが、中小企業では思うように賃上げができない現実もある。また、賃上げを実施しても社員の期待値とのギャップが大きく、満足度が上がらないケースも目立つ。
このような状況の中で、部下から直接「給料を上げてください」と言われたとき、上司はどう対応すべきなのか?
単純に「検討します」と答えるのがベストなのか、あるいは別の返し方があるのか。今回は、「給与が安い」「もっと給料を上げて」と言う部下に対して、上司がどう向き合うべきか解説する。組織マネジメントに携わる人は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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