若者が転職したい理由 「やりがい」「新しいスキル」を抑えた1位は?
若手社員はなぜ転職したいと思うのか。レバレジーズが運営する就職支援サービス「ハタラクティブ」が調査を実施した。
「最近の若者はすぐ転職する」──中高年がそんな愚痴を言うようになって久しいが、そもそも若手社員はなぜ転職したいと思うのか。レバレジーズが運営する就職支援サービス「ハタラクティブ」が調査を実施した。
若手社員に聞いた 転職したい理由TOP3
若手社員の転職したい理由は「今より多くの収入を得たいため」が最も多く、63.4%に上った。以降は「新しい経験やスキルを得たいため」(22.9%)、「今よりもやりがいのある仕事がしたいため」(20.3%)と続いた。
男女・学歴別においても「今より多くの収入を得たいため」が最も多い結果となった。男性正社員の転職したい理由の2位と4位には「新しい経験やスキルを得たいため」(25.8%)、「自分の能力やスキルを生かしたいため」(15.9%)がランクイン。スキルアップやキャリア向上意識の高さが見受けられた。
一方、女性正社員では「福利厚生が充実したところで働きたいため」(20.1%)、「テレワークや副業など制度の整った企業で働きたいため」(15.5%)がランクインし、待遇面や柔軟な働き方を重視する様子が見られた。
学歴別に見ると、高卒正社員の転職したい理由の2位は「今よりもやりがいのある仕事がしたいため」(21.9%)となった一方、大卒正社員の2位は「新しい経験やスキルを得たいため」(29.7%)となった。高卒正社員はやりがいを、大卒正社員は新しい経験やスキルを求めて転職を検討する傾向が明らかになった。
正社員の副業状況について、「副業をしたことがある」とした人は23.7%にとどまった。過去4年間の副業経験率は、増加傾向が鈍化した一方で20%前後で推移。副業経験のある正社員が一定数存在していることが明らかになった。
副業の理由については、「趣味などに充てる副収入を得たいから」が最も多く47.7%。次いで「本業の収入だけでは生活するうえで不十分だから」(30.8%)、「本業の収入だけでは将来的な不安があるから」(27.4%)と続き、収入に関する理由が上位を占めた。
調査は2024年11月11〜20日にインターネットで実施。18〜29歳のフリーター、正社員男女2000人から回答を得た。
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