40代以降のIT人材、転職で4割が年収増 100万円以上アップした割合は?:レバテック調べ(1/2 ページ)
40代以降のIT人材が「年収アップ」をしている背景には、40〜50代のIT人材の転職が活発化していることがある。IT人材における40代以上の転職実態調査」で明らかになった。
40代以降のIT人材が「年収アップ」をしている背景には、40〜50代のIT人材の転職が活発化していることがある。IT人材の採用支援サービスを提供するレバテック(東京都渋谷区)が、IT人材439人を対象に実施した「IT人材における40代以上の転職実態調査」で明らかになった。
40代以降のIT人材 年収アップの実態は?
40代以降の転職について「年収が上がった」と回答した人は、39.2%だった。一方で、「年収が下がった」と回答した人は27.3%という結果に。
年収が上がった人の中には、「100万円〜200万円未満の増額」(24.7%)や「200万円以上の増額」(16.9%)といった大幅な年収アップを実現したケースも見られた。同社によれば「転職者がそれまでに培った技術力やマネジメントスキルが評価されたケースも多いと考えられる」という。
40代以降で転職経験がある人に対して直近の転職時期を尋ねると、最も多かったのは「40〜44歳」(33.5%)で、「45〜49歳」(25.1%)、「50〜54歳」(21.6%)が続いた。
総務省が実施した「労働力調査」によると、2023年の転職者数が45〜54歳で16万人、55〜64歳で10万人増加している。同社が運営するレバテックキャリアにおいても、40代以上の登録者数が過去5年で約3倍となり、転職者数は増加傾向にあるという。
転職理由については、40代では「収入アップ」や「過去の経験・スキルを生かすため」が主な理由としてあがった。一方、50代以上では「定年後を見据え、長く働ける環境を選びたかった」が上位に入り、安定した職場環境を求める傾向が見受けられた。
現在の転職意向については、40代以上のIT人材のうち6.2%が「転職活動中」、20.0%が「転職を検討中」と回答。一方、73.8%が「転職は考えていない」と回答した。
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