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なぜ成果がでないのか──「DX人材の育成」で陥りがちな7つの失敗とは(2/4 ページ)

DX推進の鍵となる人材育成で、約4割の企業が「成果を実感していない」現実がある。この記事では、研修を実施しても現場で活用されない、目的が曖昧なまま進めてしまうなど、典型的な失敗パターンを紹介。再構築のポイントも紹介する。

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DX人材育成で陥りがちな7つの「失敗」


DX人材育成で陥りがちな7つの「失敗」

 DX人材育成で陥りがちな失敗パターンは7つに分類される。まず戦略立案や人材要件定義などの企画段階では3つの失敗が起こりやすい。

 1つ目は「目的が曖昧(あいまい)、戦略の不一致」。DXという言葉の抽象性から、明確な目標設定を行わずに、リテラシー研修やトレンドに流された技術研修を“とりあえず”実施してしまうケースが多い。これにより手段先行型のアプローチが横行し、現場の成果に結び付かない状況が生まれる。


目的が曖昧、戦略の不一致

 2つ目は「DX推進部門・事業部との連携不足」で、理論的に高度な研修内容と現場の実務に乖離(かいり)が生じる問題。各部門の役割定義が曖昧で目的共有が不十分なため、研修参加させても活用されない結果を招く。 


DX推進・人事部・事業部との連携不足

 3つ目は「人材要件定義の甘さ」。現場の実情を無視した机上の空論による人材像設定が原因で、現場リサーチが不足し、他業種の成功事例をそのまま適用しようとして現場から反発を招くことが多い。


人材要件定義の甘さ(現場無視の机上の定義)

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