リュックの重さを肩で感じない? 累計70万本ベルトの“進化系”が登場、誕生の秘密を聞いた:ガードナーが開発(1/3 ページ)
累計販売数70万本を突破した人気のベルト型器具「ガードナーベルト」に、新オプションアイテム「エアロトレック」が登場。開発の背景を担当者に聞いた。
「リュックの重さを肩で感じない」――そんな驚きの新商品が6月1日に登場した。「えっ、本当なの?」と思わず疑いたくなるが、実際に使った人からは“軽さ”を実感する声が上がっている。累計販売数70万本を突破した商品「ガードナーベルト」のオプションアイテム「エアロトレック」だ。
ガードナーベルトは「真剣にふざける」をモットーに、モノづくりに挑戦する「ガードナー」(福岡市)が開発したベルト型器具。2020年の発売以降、SNSを中心に話題を集めている。
ガードナーベルトおよびエアロトレックの開発を手がける、同社専務取締役の福山剣介さんに、開発のきっかけや今後の販売戦略について聞いた。
従業員の健康管理にも期待されるガードナーベルト
ガードナーベルトは、欧米の医療現場で生まれた「10個の動滑車の原理」を利用し、少ない力でヒモを引くだけで心地よく締まる骨盤ベルトだ。強度にこだわった同社オリジナルの構造により、腰の負担軽減や骨盤の補正、座り仕事のサポート、腹圧ベルト代わりなど、さまざまな用途で活用できる。
動滑車の原理を利用したベルトは米国などでも販売されていたが、当時はどれも高額で気軽に手が出せるものではなかったという。ガードナーベルトは、シンプルながら軽い力でよく締まる独自構造により、1個当たり1万円を切る価格(9900円)での販売を実現した。
公式Webサイトで販売しており、医療介護施設や整体院などで利用が広がっている。2025年4月には初の直営店舗を新宿マルイ 本館7階にオープン。スタッフが製品について説明し、お客はその場でガードナーベルトを試して購入できる。
2025年には、観光学修士/医学博士の喜瀬真雄氏監修のもと、従業員の健康管理と職場の生産性向上の両面から、ガードナーベルトを評価する効果検証を実施した。実際に生産性が上がるなどデータ上でも優位差が見られる研究結果が得られたという。
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